教育を考える 4

ほとんどの科学者にはその冒険精神が欠けています。


自宅の裏庭に座っていたアインシュタインを光の束に乗せて宇宙の果てまでつれていき、封筒の裏に宇宙の秘密を走り書きさせた、あの冒険精神がないのです。


アインシュタインにその理論を実証してみろと迫った人はいませんでした。


彼はなんの実験もせず、実験室ひとつももったことがありませんでした。


彼の仕事はすべて、その専門技術を持っている他人によって実証されたのです。


世界にその名を知られ、比類のない創造性にめぐまれていたアインシュタインは、しかし、世間が彼の仕事の小さな一部を賞賛する一方で、彼の知識を誤用し、彼が本気で考えていたアイディアをあざ笑っていることに気づいていました。


事実、アインシュタインの深遠な思想のすべてを理解した科学者はほとんどいないと言っていいでしょう。


意識エネルギーのさまざまな次元に分けいってE=mc²のような実用的な理論を提示するアインシュタインと同程度のスケールをもつ見者にしか、彼の真髄は理解できないのです。

教育を考える 3

知恵を身につけさせることにも関心はありません。


関心があるのは、生徒がつぎの段階にあがるために必要な資格をあたえることだけです。


しかしわたしたちには、20世紀最高の科学者の多くが気の抜けた芸当からではなく、創造性から偉大な発見にいたったことを知っています。


真に偉大な物理学者のひとり、アルバート・アインシュタインもそうでした。


人生と仕事にたいする抱負を語った彼の言葉がそれを雄弁に示しています。


「神がどのようにしてこの世界を創造されたのか、それが知りたい」


・・・と彼は言います。


「個々の現象や個々の要素には興味がない。


わたしが知りたいのは神の思考の内容であって、あとこことは瑣末にすぎないのだ」。

教育を考える 2

学校が子どもに要求しているのは知識のまる暗記であって、知恵を身につけることではありません。


教師は一方通行的な方法しか知らず、生徒の大半が教師を喜ばせるために、その方向に沿って学習しなければなりません。


明日の授業は次の10ページをやる。


家でそこを予習してきて、教師が満足するような答えが出せるようにしておくこと、というわけです。


その影響はわたしの治療室でもみられます。


子どもの患者に呼吸法を教えると、それを理解しようとするのではなく、自分がどんなにうまくやれるかをわたしに見せたがるのです。


わたしは芸当には興味がありません。


興味があるのはいのちの動きそのものであり、彼らがからだの内部でつくりあげる活動なのです。


現行の教育体制は生徒ひとりひとりの創造性を育むことには関心がありません。

教育を考える

過去10年、じつにさまざまな分野で卓越した才能の男女が頭角をあらわしてきました。


彼らが研究しているテーマは、たとえば次のようなものです。


末期患者の一部にみられる奇跡的な治癒の研究、からだの治癒反応を復活させるイメージ・肯定思考・祈りなどの研究、からだの不随意機能をコントロールするバイオフィードバックや瞑想の研究、アルバート・アインシュタインなど科学の巨人たちが見た不思議な夢の研究・・・。


そのなかには歴史に残る成功をおさめている研究もあります。


しかし、子どもたちの教育は、それらの分野の新発見に沿って正しくおこなわれているでしょうか?


わたしはおこなわれていないと思います。


現行の教育体制は欠陥だらけです。


いまの学校が教えているのはみかけの効率だけです。

飛躍への足場 4

もうひとつは、老トマス時代のワンマン体制の影響が、それと代わって採用された事業部制による分権的体制で完全に払拭され、社内の気風がすっかり変わったことです。


当時のフォーチュン誌記者のT・A・ワイズが「IBMの50億ドルの賭け」(1966年9月号)で暴露したように、部門間、本社対海外支社間の対立抗争は、トップ・マネジメント間にまで波及しました。


・・・しかし、これは結果的にみれば、IC時代にIBMが先鞭を切った360シリーズに、その抗争のエネルギーが転化され、歴史的に重要な革新的製品を生み出す源泉となったのです。


そのように、360に「社運を賭ける」その決断とともに、下手をすれば会社ごとぶっ飛んでしまいそうな・・・


社内に溢れた意気込みと競争心を、うまく成功に導いたワトソンニ世の手綱さばきは、評価されねばならないでしょう。


自立的ムードをかき立てる上で果たす分権的事業部制の役割については、古くはGMにおけるスローンがあまりにも有名ですね。


現代の技術革新時代におけるワトソンも、これに並べて決して遜色がなかったといえそうです。

飛躍への足場 3

他方、トランジスタによって惹き起こされた技術革新の大波が、集積回路(IC)の導入によって再びきびすを接し、前よりもいっそう激しくコンピューター業界に襲いかかろうとしていました。


コンピューターの第一、第二世代では、IBMはこれをはじめからリードすることができず、いずれもスペリー・ランドにさらわれました。


・・・しかし、1960年代に入ると、もはや以前のIBMではなかったのです。


まず技術陣の力と層の厚さがちがいます。


研究開発には約1万5000の人員が従事しており、その9割はアメリカで22、ヨーロッパで4カ所の研究所に配属されていました。


ヨーロッパ諸国では、ひところ"頭脳流出"という言葉で恐れられたほど、多くの人材がIBMに引き抜かれて、故国を離れました。


日本からもノーベル賞学者の江崎玲於奈氏が"流出"しています。

飛躍への足場 2

同時にIBMの業績も急上昇していました。


売り上げはそれぞれ5年前に比べ、1960年には3倍以上、「965年にはほぼ2倍伸びました。


フォーチュン誌の産業会社ランキングでみると、1954年に61位であったのが、1960年には27位、1965年には9位へと躍進しました。


・・・・ここでIBMの海外活動について触れておかねばなりません。


戦前から手広く海外に拠点を持っていましたが、ワトソン一世は1950年にワールド・トレード社(WTC)を設立し、これまでの国外における資産や権益を、ここに集中することになりました。


同時に次男のディックをWTCの管理に当たらせて、親子、兄弟の骨肉関係による分担支配と結合関係の強化をはかりました。


同社は世界にわたる子会社のなかでも、戦前から古い関係にあったイギリス、西ドイツ、フランスには強力な拠点を持ち、研究所まで備えていました。


IBM全体の売上高に占める同社の比重は、1950年代にはだいたい18%前後でしたが、1960年に20・6%、65年には30・4%へと、拡大の一途をたどっています。

飛躍への足場

トランジスタは1947年、ベル研究所においてウィリアム・ショックレーとそのグループによって開発されました。


この開発は歴史的にも革命的な技術進歩をもたらしただけでなく、来たるべき集積回路(IC)の導入に道を開きます。


トランジスタはコンピューターにも採り入れられ、1958年にスペリー・ランド社からUNIVAC・ソリッドステート80が市場に送り出され、再び同社はIBMをリードしました。


またもやおくれをとったIBMがこれに対応し、709に代わってトランジスタを組みこんだ7090を出したのは、1960年に入ってからでした。


この大型に続いては、650に代わる中小型の1401、科学研究用として1620が登場しました。


トランジスタによる技術革新は多数のメーカーの市場参入を許し、1962年には25社が競争していました。


しかし、その立ちおくれにもかかわらず、IBMはこの時点で、コンピューター設置台数では61・2%と、相変わらず支配的地位を占めていました。


これに対し、先行していたスペリー・ランドはわずか14・1%にとどまりました。


暮らしを整理しましょう

もの余り現象の現在、いろいろたくさんの道具類に囲まれて自分の部屋を狭くしているのではないでしょうか。


「出せば必ず売れる」といわれているのが"収納"の本だそうです。


それだけ収納に対する関心が強いわけです。


この"収納=整理整頓"生活を知ることこそインテリアプランづくりの第一歩です。


ところで皆さんは、"インテリア"というのは部屋をかくれん棒などの照明やおしゃれな家具で飾ることだと思われているかも知れませんが・・・


インテリアとは整理整頓のことです。


ですから、もしインテリアに興味があってそれを仕事にしたいと思っても、整理整頓・掃除が嫌いな人には向きません。


私は以前ドイツで経験したことがありますが、ドイツの窓というのは非常にきれいに掃除されています。


また、掃除用具を用途別にたくさんもっています。


あの大きな窓を、主婦が朝から磨くのです。


それはなぜかというと、窓というのは、外から見ても美しく眺められるものでなければならないと考えるからで、部屋の中にいる人間にとっては、あまり必要のないものであっても、花などを窓辺に飾って外観をよくするのです。


つまり環境デザインということにとてもうるさいわけですが・・・


ドイツでは土地が分譲されるときから、もうそこに建てられる建物はどういう外観でなければいけないかということが決められているそうです。


インテリアとライフスタイル

あるお宅では、百数年の時間とライフスタイルの変化に伴い、増築したり、大改造したのを家の中に多く見つけました。


おもなエネルギー源はまきから石油へとかわり、この家の地下室に灯油タンクが設置され、お湯は常時使えます。


暖房はセントラルヒーティングと暖炉とストーブを使っていました。


暖かさを切らさないように、ご主人が常に気を配り、まきをくべられ、思いやりの心を強く感じました。


かくれん棒などの照明も電気にかわっていますが、ロウソク用のシャンデリアは電気用に改造され、今も使っており、すてきな雰囲気をかもしだしていました。


建てられたときから一人一人の住み手がこの家に、ひとつひとつに心をいれつづけ、百数年を経た今日でもこの家は生き生きしています。


この家の人たちのように相手に対する思いやり、ものを大切に生活するというように、"空間(部屋)+人(思いやり)+道具"の3つがそろわなければ快適な居心地のよいインテリアは始まりません。

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