子どもの問題行動のみかた
よく問題行動児を報告するときに、まず第1に「病名」を冒頭にかかげることがありますが、これは正しくありません。
なぜでしょうか。
たとえば「微細脳損傷」などという言葉があります。
国語とか算数とかの特定の教科が良くできない。
手先がひどく無器用で、こまかな運動がほかの子どものようにできない。
おまけにその子どもの出産が重かった、ときくと、これを微細脳損傷またはMBDと名付けて、さてそうすればこの子どもにはどうすればよいかと考えます。
または脳に損傷があるのだから薬とか医者の治療が必要と考えます。
このような考え方は誤っているのです。
ダウン症とか脳性まひという身体の病気や脳の運動中枢の障害の病名の場合と、このようなMBDという微妙な行動と関係のある欠陥の場合とでは多少異なってはいます。