「垢抜け」と「野暮」 3
都市型のくらしの普及を背景においてみれば、『ラスティック』な態度やマナーを克服し『アーバン』な生活様式を自覚的に選びとり実行していく意義は大きいといえます。
アーバンな『村』もあればラスティックな『市』もあり、ラスティックな『村』もあればアーバンな『市』もあります。
UR軸の新しい意味付与でみえてくる地域事象は、『都市を自覚的に生きる』本当の決心を促がさずにはおかないのです。
LここでUR軸といったのは都市論における対比の略称です。
「都市-農村」という基軸は、これまで地域事象の分析枠組みとして支配的な通用力をもってきましたが・・・
この一文は「アーバン-ルーラル」の対比を人びとの感覚と作法を含む生活様式(ライフ・スタイル)の違いとして捉え直すことによって、都市型の生活様式が全面的に普及した今日において都市への新しい視角を拓けるのではないかという考えを著したものです。
農村の独自の暮し方が失われたわけではないのですが・・・
生活様式としての都市化の全国化にともなって「垢抜けした」生き方の意味を検討してみる意義は小さくないでしょう。