飛躍への足場
トランジスタは1947年、ベル研究所においてウィリアム・ショックレーとそのグループによって開発されました。
この開発は歴史的にも革命的な技術進歩をもたらしただけでなく、来たるべき集積回路(IC)の導入に道を開きます。
トランジスタはコンピューターにも採り入れられ、1958年にスペリー・ランド社からUNIVAC・ソリッドステート80が市場に送り出され、再び同社はIBMをリードしました。
またもやおくれをとったIBMがこれに対応し、709に代わってトランジスタを組みこんだ7090を出したのは、1960年に入ってからでした。
この大型に続いては、650に代わる中小型の1401、科学研究用として1620が登場しました。
トランジスタによる技術革新は多数のメーカーの市場参入を許し、1962年には25社が競争していました。
しかし、その立ちおくれにもかかわらず、IBMはこの時点で、コンピューター設置台数では61・2%と、相変わらず支配的地位を占めていました。
これに対し、先行していたスペリー・ランドはわずか14・1%にとどまりました。